長谷川等伯の松林図屏風(国宝)は巨大な松樹と空間それは靄に隠れて拡がる松林ないし空白…..屏風に近づくと松樹は驚くほど荒々しく激しい筆致によって描かれているがしかしその激しさは離れて見ると静かな画趣をつくりだしている法竹(Hotchiku)は竹に音孔を開けただけの、つまりは竹林の折れた竹が風に当たりてなる雑音から清音を味わう根源的な一音一つの音が鳴ったということで周りに静寂ないし…沈黙無音を醸し出すような働きがある 空白をいかすためにある松林があるように….つまりは音の根本性もしくは永遠性は無音にあるのではないか無音が有音と化し、有音が無音に還えるこの音に対する概念この松林図から学ぶことは多い